暗号化ソフト徹底比較

 

 

 暗号化ソフト徹底比較

[スポンサー リンク]
暗号化ソフトを使用したいけど種類が多くてどれを選んで良いかよく分からない方のために、暗号化ソフトの種類の説明や、暗号化ソフト比較紹介を行うサイトです。
法人向けの製品は、アクセス制限など包括的な情報漏洩を意識したもので、価格も複数ライセンス販売だったり、必ずしも個人向けには適しません。ここでは、個人向けのソフトを紹介します。もちろん、法人でも手軽に導入できるでしょう。
個人の大切なデータを守る暗号化ソフトの選択のために、この暗号化ソフト比較サイトをご活用ください。


 暗号化って何?

情報(文書、画像などのデータ)を第三者に知られないように、情報を一定の規則に従って変換したものです。規則として非常に高度な数学理論が使用されています。
暗号を解除することを復号化と呼びますが、これには暗号化で使用したパスワード(鍵)が必要になります。
最新の暗号化方式としてはAESが主流で、これはアメリカ合衆国の新暗号規格 (Advanced Encryption Standard) として規格化された共通鍵暗号方式です。


 なぜ暗号化が必要なの?

■インターネットでの受け渡し
インターネットの普及により、情報の受け渡しを非常に簡単に高速に行うことが出来るようになりました。今ではなくてはならないもので、非常に便利で重要な情報インフラとなっています。
メールなどでファイルを受け渡す場合には、暗号化しておかないとインターネット上で覗かれたり改ざんされる可能性があります。

■ノートPCやUSBメモリなどの媒体の紛失
大容量の情報(文書、画像などのデータ)を手軽に格納できるUSBメモリの普及により、持ち運びは便利になりましたが、小型のため紛失してしまう機会も多くなっています。ノートPCもカバンに入れて持ち運ぶときに盗難にあう可能性があります。
暗号化して持ち運ぶことにより、万一紛失しても情報の中身を知られることはありません。

■暴露ウイルスの脅威
知らないうちに大切な情報(文書、画像などのデータ)が、あなたのPCからインターネット上に流出してしまうことがあります。今ではほとんどのPCがインターネットに接続されており、悪意のあるソフトウェアがPCの情報をインターネットに流出させてしまう可能性があります。一度流出した情報は完全に消し去ることはできません。
大切な情報を暗号化しておくことにより、流出してしまったとしても中身を知られることはありません。

■情報を隠す
PCを共有している場合など、人に知られたくない情報(文書、画像などのデータ)を暗号化することにより中身を隠すことができます。


 暗号化ソフトは、どんな種類があるの?

暗号化ソフトと言ってもたくさんの種類があります。
方式も違うし、使い方も大きく異なります。大きく分類すると下記のような種類があります。
ファイル単位で暗号化 必要なファイルだけ暗号化 ファイル暗号化方式は、暗号化したいファイルを選んでパスワードを入力して暗号化を行います。また、復号化もファイルを選んで行います。
ファイルの中身だけを暗号化して、Windowsの通常のファイルとして出力しますので、セキュリティ対策ソフト等との相性のトラブルはほとんどありません。
多くのものがフリーソフトとして公開されています。

ファイルを暗号化してメールに添付する場合や、暗号化して持ち出す場合に手軽で便利です。
フォルダ・ドライブ単位で暗号化 たくさんのファイルやフォルダを暗号化 フォルダ、または仮想ドライブを作成して、そこに格納したファイルを暗号化する方式です。
基本的にファイルの暗号化/復号化のつどにパスワードを入力する必要はありません。
ほとんどのものが操作の省力化を行っています。

常時使用するファイルや、多量のファイルを格納するのに便利です。
ハードディスク単位で暗号化 全てを暗号化 ハードディスク(HDD)を丸ごと暗号化することで、ノートPCの盗難・紛失による情報漏洩を防いでくれます。PC起動時のパスワードが分からなければ、すべてのデータが守られますが、パスワードを入力して起動してしまえば、無防備の状態になります。
暗号化をまったく意識する必要がありませんが、メール添付やUSBメモリなどの外部への持ち出しでは暗号化が自動解除されます。

主に法人がノートPCの盗難・紛失のために導入しており、個人用途には適しているとは思えません。そのため、ここでの比較対象から除外しています。


 暗号化ソフト比較

具体的にWindows向けのファイル暗号化ソフト、フォルダ/ドライブ暗号化ソフトを比較しています。またUSBメモリに格納して使用できる暗号化ソフトも比較しています。
ここで比較しているソフト以外にも多くのものが提供されていますので、ここでの比較項目を参考にしてご自分の用途に合う暗号化ソフトを見つけてください。

   
    ファイル単位で暗号化 フォルダ・ドライブ単位で暗号化
比較項目
ED アタッシェ
ケース
SecretX秘匿復号 セキュリティ・ウェアハウス TrueCrypt Private Disk USBメモリのセキュリティ セキュリティ・ウェアハウス-portable
画面イメージ   ED SecretX秘匿復号 セキュリティ・ウェアハウス TrueCrypt Private Disk USBメモリのセキュリティ セキュリティ・ウェアハウス-portable
一言コメント    シンプルで手軽に使える。 暗号化/復号化に時間がかかるが高機能。 パスワードだけでなく、キーファイルも使いたい方にお勧め。 常時利用でも安全性が高い。使いやすさと安全性のバランスがよい。 暗号化を意識しなくてよいが常時利用は危険。こまめにアンマウントすること。 暗号化を意識しなくてよく、アクセス制限設定をするなら常時利用でも安全性が高い。 管理者権限ユーザーが必要だが、暗号化を意識しなくてよい。  通常ファイルと共存可能で、管理者権限ユーザー以外でも利用可能。 
セキュリティ    
最新暗号化技術(AES等)  
    AES256bit暗号・他 AES256bit暗号 256bit独自暗号 AES256bit暗号 AES256bit暗号・他 AES256bit暗号 AES256bit暗号 AES256bit暗号
暗号化ソフト利用中の暴露ウィルス対策(情報漏洩防止) × ×
    復号中のファイル以外は暗号化されたまま 復号中のファイル以外は暗号化されたまま 復号中のファイル以外は暗号化されたまま 復号中のファイル以外は暗号化されたまま 無防備 アクセス許可アプリの指定必要 無防備 復号中のファイル以外は暗号化されたまま
暗号化後に元ファイルを完全消去  
    無効な値で上書き後に削除 0値や乱数書き込み後に削除 元ファイルの削除機能なし 0値で上書き後に削除 元ファイルの削除機能なし 元ファイルの削除機能なし 元ファイルの削除機能なし 0値で上書き後に削除
PC紛失時の秘匿性 ×
    ファイル名も隠ぺい指定可能 ファイル名も隠ぺい指定可能 ファイル名は隠ぺいされない ファイル名も隠ぺい フォルダ名も含めて隠ぺい フォルダ名も含めて隠ぺい フォルダ名も含めて隠ぺい ファイル名も隠ぺい
Windowsアカウントに連動させない(共用PCでの秘匿)  
    Windowsアカウントとは連動しない Windowsアカウントとは連動しない Windowsアカウントとは連動しない Windowsアカウントとは連動しない Windowsアカウントとは連動しない Windowsアカウントとは連動しない Windowsアカウントとは連動しない Windowsアカウントとは連動しない
使いやすさ    
資産管理の手間を軽減   × × ×
    ファイル単位の管理が必要 ファイル単位の管理が必要 ファイル単位の管理が必要 フォルダ単位の管理 ドライブ単位の管理 ドライブ単位の管理 ドライブ単位の管理 フォルダ単位の管理
暗号化の意識をさせない × × ×
    暗号化の意識が必要 暗号化の意識が必要 暗号化の意識が必要 暗号化の意識がほぼ不要 暗号化の意識が不要 暗号化の意識が不要 暗号化の意識が不要 暗号化の意識がほぼ不要
復号化と同時にアプリケーションの自動起動   × ×
    復号化のみ行う デフォルトのアプリケーションでのみ起動可能 復号化のみ行う 起動するアプリケーションを選択可能 起動するアプリケーションを選択可能 起動するアプリケーションを選択可能 起動するアプリケーションを選択可能 起動するアプリケーションを選択可能
パスワード入力の安全な省力化 ×
    起動後の初回入力パスワードの記憶可能 パスワードの記憶が可能 毎回パスワード入力が必要 起動後の初回のみパスワード入力 起動後の初回のみパスワード入力 起動後の初回のみパスワード入力 起動後の初回のみパスワード入力 起動後の初回のみパスワード入力
データの圧縮による容量削減   × × × ×
    圧縮なし 圧縮して暗号化 暗号化後に圧縮ファイル作成 圧縮して暗号化 圧縮なし 圧縮なし 圧縮なし 圧縮して暗号化
ファイルの削除操作からの復元
(誤操作対応)
  ×
    ゴミ箱から復元 ゴミ箱から復元 ゴミ箱から復元 ゴミ箱から復元 ゴミ箱から復元 復元不可 WindowsがUSBメモリのゴミ箱機能未対応 WindowsがUSBメモリのゴミ箱機能未対応
管理者権限ユーザー以外での利用   ×
    対応 対応 対応 対応 対応 対応 未対応 対応
Unicodeの対応
(多言語ファイル名の対応)
  × ×
    未対応 対応 未対応 対応 対応 対応 対応 対応
コマンド処理による暗号化   × × × × × ×
    なし コマンド実行可能 コマンド実行可能 なし 暗号化処理はなし 暗号化処理はなし なし なし
性能    
暗号化/復号化時間
(28MBファイルの処理時間)
× ×
評価用PCでの実測→   暗号化:約2秒
復号化:約1秒
暗号化:約19秒
復号化:約12秒
暗号化:約8秒
復号化:約2秒
暗号化:約4秒
復号化:約1秒
暗号化:約1秒
復号化:約1秒
暗号化:約1秒
復号化:約1秒
USBメモリの性能によるが高速 USBメモリの性能による
持ち出し    
安全なメール添付   × × ×
    暗号化したまま添付可能 暗号化したまま添付可能 暗号化したまま添付可能 暗号化したまま添付可能 別途ファイル暗号化ソフトが必要 別途ファイル暗号化ソフトが必要 別途ファイル暗号化ソフトが必要 暗号化したまま添付可能
メール受信側での復号化方法   - - -
    フリーソフトで復号可能 フリーソフトで復号可能 フリーソフト版で復号可能 フリーソフト版で復号可能       フリーソフトで復号可能
実行形式で暗号化ファイル作成   × × × × × ×
    機能無し 実行形式ファイル作成可能 実行形式ファイル作成可能 機能無し 機能無し 機能無し 機能無し 機能無し
共用ディスクでの安全な格納・参照   × ×
    暗号ファイル単位での格納・参照 暗号ファイル単位での格納・参照 暗号ファイル単位での格納・参照 暗号フォルダー単位での格納・参照 Windows標準のネットワークドライブ機能を使用するため無防備 Windows標準のネットワークドライブ機能を使用するため無防備    
USBメモリでの安全な格納・参照  
    暗号ファイル単位での格納・参照 暗号ファイル単位での格納・参照 暗号ファイル単位での格納・参照 暗号フォルダー単位での格納・参照 USBメモリに暗号化仮想ドライブ作成可能 USBメモリに暗号化仮想ドライブ作成可能 USBメモリのほぼ全体を保護領域として管理 暗号フォルダー単位での格納・参照
DVDでの安全な格納・参照  
    暗号ファイル単位での格納・参照 暗号ファイル単位での格納・参照 暗号ファイル単位での格納・参照 暗号フォルダー単位での格納・参照 DVDに暗号化仮想ドライブ格納可能 DVDに暗号化仮想ドライブ格納可能    
復旧    
格納媒体(HDD等)不具合時の影響
(データ復旧ソフトでの復旧可能性)
 
    ファイル単位での保存のため復旧可能性大 ファイル単位での保存のため復旧可能性大 ファイル単位での保存のため復旧可能性大 ファイル単位での保存のため復旧可能性大 格納領域が大きな単一ファイルのため復旧困難 格納領域が大きな単一ファイルのため復旧困難 不明 ファイル単位での保存のため復旧可能性大
パスワードのヒント設定
(パスワードの忘却対策)
  × × × ×
    ヒントの設定あり ヒントの設定なし ヒントの設定なし ヒントの設定あり ヒントの設定なし ヒントの設定なし ヒントの設定あり ヒントの設定あり
その他    
特徴    シンプルな操作性 詳細な動作設定を指定可能 パスワードの代わりに、キーファイルの使用が可能 ファイル単位の暗号化だが、フォルダ暗号化のような使い勝手 Windows, Mac OS X, Linuxでデータの互換性 アクセスするプログラムを制限する設定が可能 より高機能な有料版が用意されている ファイル単位の暗号化だが、フォルダ暗号化のような使い勝手
最新Windows対応状況
(公式対応)
  ×


    WindowsXP
WindowsMe
Windows2000
Windows98
Windows95
WindowsNT
Windows8
Windows7
WindowsVista
WindowsXP
Windows7
WindowsVista
WindowsXP
Windows2000
Windows8
Windows7
WindowsVista
WindowsXP
Windows7
WindowsVista
WindowsXP
Windows2000
Windows7
WindowsVista
WindowsXP
Windows2000
Windows7
WindowsVista
WindowsXP
Windows8
Windows7
WindowsVista
WindowsXP
64bit版Windows対応
(公式対応)
 
    動作を確認 対応 対応 対応 対応 対応 対応 対応
価格   × × ×
    フリーソフト フリーソフト 2,520円 2,800円 フリーソフト 3,675円 フリーソフト フリーソフト
比較対象バージョン   3.3 2.8.2.8 3.5.0.0 1.50 7.0a 2.12 4.1.5 1.50
開発・販売元/紹介サイト   Type74 Software ひばら氏 (株)総合システムサービス ost-net.com TrueCrypt Foundation (株)ネクステッジテクノロジー (資)カシュシステムデザイン ost-net.com
製品/体験版ダウンロード   Vectorから 開発サイトから Vectorから Vectorから Vectorから 販売サイトから Vectorから Vectorから
比較項目
ED アタッシェ
ケース
SecretX秘匿復号 セキュリティ・ウェアハウス TrueCrypt Private Disk USBメモリのセキュリティ セキュリティ・ウェアハウス-portable
評価基準 ○:要件を満たしている   △:要件をほぼ満たしている  ×:要件を満たしていない

上記の比較評価は運営者が独自に調査したものです。詳細は各製品サイトをご覧ください。



 オンラインストレージ(DropBox、SkyDrive等)の暗号化

DropBoxやMicrosoftのSkyDriveなど、複数のコンピュータとの間でファイルの共有を可能とするオンラインストレージサービスですが、ファイルを手元に保存しないのでセキュリティを心配する人もいるかと思います。
格納先のサーバーでは基本的に暗号化されていますが、できればサービス提供者も含め自分しか知らないパスワードで暗号化したいものです。
オンラインストレージに暗号化してファイルを格納する方法については、ここの「オンラインストレージは自力で暗号化する!」をごらんください。




2013年度版

copyright2010-2013 暗号化ソフト徹底比較 All rights reserved.